Appleウォレットでマイナンバーカードが使える!行政サービス利用方法とセキュリティをわかりやすく解説

こんにちはantakaです。

 

今日は、Appleが日本で初めてAppleウォレットの身分証明書機能を展開するという大ニュースについてお話しします。

 

この新しい機能により、日本にお住まいの皆さんは、iPhoneマイナンバーカードを安全に提示できるようになります。

 

この発表は、Appleの公式ウェブサイトにも掲載されています。

www.apple.com



Appleウォレットでマイナンバーカードを利用する方法

Appleは、日本のデジタル庁と協力し、2024年の後半から、日本に住む皆さんがAppleウォレットでマイナンバーカードを利用できるように準備を進めています。

 

これにより、物理的なカードを持ち歩く必要がなくなり、iPhoneを使って対面やオンラインでの身分証明が可能になります。

 

具体的な使い方

  1. マイナンバーカードを追加: Appleウォレットにマイナンバーカードを追加することができます。
  2. 身分証明書の提示: コンビニエンスストアでの公的証明書の発行や、行政サービスの利用時にiPhoneを使って身分証明書を提示できます。
  3. セキュリティとプライバシー: Appleウォレットは、Face IDまたはTouch IDで認証するため、安全性が高いです。また、ユーザーの情報は暗号化され、Appleがユーザーの提示履歴を知ることはありません。

利便性とセキュリティ

Appleウォレットの身分証明書機能は、従来の物理的なカードと同じように利用できますが、より便利で安全です。

 

例えば、病院やコンビニエンスストアマイナンバーカードを提示する際には、iPhoneを非接触IDカードリーダーにかざすだけで済みます。

 

また、iPhoneを置き忘れた場合でも、「探す」アプリを使ってデバイスをロックしたり、リモートで消去することが可能です。

行政サービスでできること

この新しい機能を利用することで、以下のような行政サービスをiPhoneで簡単に利用することができます:

  1. 住民票の写しや印鑑登録証明書の取得: コンビニエンスストアキオスク端末を利用して、住民票や印鑑登録証明書を発行できます。
  2. マイナポータルの利用: 「マイナポータル」iOSアプリにアクセスして、税金や年金、医療費控除などの情報を確認し、オンラインで申請することができます。
  3. 健康保険証としての利用: 病院や薬局で健康保険証の代わりにマイナンバーカードを提示して受診することができます。
  4. オンラインの行政手続き: 各種行政手続き(転出・転入届の提出や各種補助金の申請など)をオンラインで行うことができます。

セキュリティは大丈夫なのか?

Appleウォレットの身分証明書機能は、非常に高いセキュリティ対策が施されています。以下のポイントでセキュリティが確保されています:

  1. 暗号化技術の活用: マイナンバーカードの情報は、デバイス上で暗号化されて保存されます。この暗号化技術により、情報が外部からアクセスされるリスクを極力排除しています。Appleのセキュリティプロトコルに基づき、データはAES(Advanced Encryption Standard)を用いて暗号化されます。

  2. Face ID / Touch ID認証: マイナンバーカードの利用にはFace IDまたはTouch IDによる認証が必要です。これにより、本人以外が不正にアクセスすることを防ぎます。Face IDは顔認識、Touch IDは指紋認証を利用するため、高い精度で本人確認が可能です。

  3. プライバシー保護の徹底: Appleは、ユーザーの提示履歴や個人情報を記録しません。提示された情報は、その場でのみ利用され、Appleや第三者と共有されることはありません。また、利用者の提示履歴は暗号化され、デバイス上のみに保存されるため、外部からのアクセスは不可能です。

  4. リモートロックと消去: 万が一iPhoneを紛失した場合でも、「探す」アプリを使ってデバイスをリモートでロックしたり、データを消去することができます。これにより、紛失や盗難の際にも個人情報の流出を防ぐことができます。

  5. ISO規格準拠: Appleウォレットの身分証明書機能は、ISO 18013-5およびISO 23220シリーズの規格に準拠しています。これらの規格は、モバイルデバイスでの身分証明書の利用における消費者のプライバシー保護について明確なガイドラインを提供しています。

デジタル庁との協力

この新しい機能の導入は、岸田文雄総理大臣とApple社CEOティム・クック氏のリーダーシップの下、日本のデジタル社会の発展を目指すデジタル庁との協力によって実現されました。

 

河野太郎デジタル大臣も、この取り組みに対して非常に前向きなコメントをしています。

まとめ

Appleウォレットでマイナンバーカードを利用する新しい機能は、日本のデジタル社会における大きな一歩です。

 

この機能により、身分証明書を安全かつ便利に提示できるようになります。

 

皆さんも、ぜひこの機会にAppleウォレットを活用してみてください。

 

ご覧いただきありがとうございました。💮