住宅街の生活道路、法定速度60→30キロに:速度別の想定される怪我と生活道路をわかりやすく解説

こんにちはantakaです。

 

警察庁は、住宅街の生活道路における法定速度を現行の60キロから30キロに引き下げる方針を発表しました。

 

この変更は、中央線・中央分離帯がない1車線の公道を対象としており、全国に約87万キロメートル存在する公道(高速道路を除く)の71%に相当します。

 

この新しい速度制限は2026年にも導入される予定です。

 

背景と目的 この法定速度の引き下げの目的は、交通事故の減少と住環境の改善です。

 

特に住宅街や商店街では歩行者が多く、特に子どもや高齢者の安全を確保することが求められています。

 

速度を30キロに制限することで、交通事故の発生率を減少させ、住民の安心・安全な生活環境を実現しようとしています。

生活道路とは

生活道路は、主に住宅街や商業施設が集まるエリアにある道路で、住民の日常生活に密接に関わる道路のことを指します。

 

この道路は、通勤・通学・買い物などのために歩行者や自転車が多く利用するほか、子どもが遊んだり、高齢者が歩行することも多い場所です。

生活道路を見分けるポイント

  1. 道路幅が狭い

    • 一車線で、中央線や中央分離帯がない。
    • 車同士がすれ違うのが難しい幅。
  2. 歩道が整備されているか、歩行者の通行が多い

    • 歩道がある、または歩行者が車道を歩いている。
    • 子どもや高齢者がよく歩いている。
  3. 住宅や店舗が道路に面している

    • 住宅街や商店街に位置し、周囲に家や店舗が立ち並んでいる。
  4. 速度制限の標識

    • 速度制限30キロの標識やゾーン30の表示がある。
    • 速度抑制のための凸凹(スピードバンプ)が設置されていることもある。
  5. 車両通行禁止の標識

    • 特定の時間帯に車両通行禁止の標識が立っていることがある。
  6. 生活道路の案内標識

    • 「生活道路」の標識や、歩行者優先の表示がある場合がある。
  7. 地域特有の装飾や設備

    • 花壇やベンチ、遊具などの設置があり、住民が集まりやすい環境になっている。

車が人にぶつかった際の想定される怪我(速度別)

時速20キロ

  • 怪我の程度: 軽傷。擦り傷や打撲が多く、命に別状はないことが多い。

時速30キロ

  • 怪我の程度: 中程度の怪我。骨折や頭部の怪我が発生する可能性があり、治療には時間がかかる。

時速40キロ

  • 怪我の程度: 重傷。内臓損傷や複雑骨折、重度の頭部外傷が起こる可能性が高い。

時速50キロ

  • 怪我の程度: 非常に重傷。生命の危険が高まり、即座の救命措置が必要となる。

時速60キロ以上

  • 怪我の程度: 致命傷。死亡率が高く、即死する可能性が非常に高い。

最後に

生活道路での速度制限の引き下げは、私たちの生活に直接影響を与える重要な施策です。

 

特に住宅街や商店街では、私たち自身や家族、友人が日常的に歩行者として利用しています。

 

速度を30キロに抑えることで、万が一の事故が発生した場合でも、怪我の程度を大幅に軽減することができます。

 

日常の運転時には、生活道路の特徴を理解し、安全運転を心がけることで、地域全体の安心・安全な環境を作り上げることができます。

 

私たち一人ひとりが、この新しい速度制限の重要性を認識し、積極的に協力していくことが求められています。

 

ご覧いただきありがとうございました。💮