今回の震災を受けて:品薄になっている備品と災害時に必要な物資・量の再確認

こんにちはantakaです。

 

南海トラフ地震に関する気象庁の「巨大地震注意」臨時情報が発表された翌日、8月9日、静岡県内のホームセンターや食品スーパーでは朝から多くの人々が飲料水や食品を買い求める姿が見られました。

 

その結果、一部商品が品薄になる現象も確認されました。

 

お盆の時期は通常、小売店への商品供給量が一時的に減少することがあるものの、今回の宮崎県を震源とする地震による国内供給体制への大きな影響は報告されていません。

 

それでも、地震への不安から人々が防災用品を求めて動いたため、各店舗で一時的な品薄状態が発生しています。

 

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品薄となった主な商品

特に品薄となっているのは以下の商品です:

  • 飲料水:水の確保を求める声が高まり、ほとんどの店舗で購入量が制限されました。
  • カップ麺:手軽に調理できる食品として人気があり、多くの人が買い求めました。
  • ポリタンク:水の保存用として需要が急増しました。
  • 携帯トイレ:万が一の際に備えるために、特に高齢者がいる家庭での購入が目立ちました。
  • 家具の転倒防止グッズ:家具の転倒による二次被害を防ぐため、これらの商品も多くの人々に求められています。

災害時に必要な備品や飲料の目安とその理由

災害時に必要とされる備品や飲料の量には、次のような目安があります。そして、これらの量が必要な理由についても説明します。

1. 飲料水:1人当たり1日3リットル

  • 理由:人間が生きていくためには、1日あたり約3リットルの水分が必要とされています。これは飲み水としての使用だけでなく、食事の調理や衛生管理(顔を洗う、歯を磨くなど)にも使うためです。特に災害時には水道が断水する可能性が高く、数日間は外部からの支援が届かないことが考えられます。そのため、最低でも3日分、できれば1週間分(21リットル/人)の水を確保しておくことが推奨されています。

2. 食料:1週間分を目安に

  • 理由:災害時には、物流が途絶えることや停電で冷蔵庫が使えなくなる可能性があります。そのため、調理が簡単で長期間保存できる食品(カップ麺、缶詰、乾燥食品など)が必要です。救援物資が届くまでの期間は地域や状況によりますが、最低でも3日、長ければ1週間以上かかることもあります。そのため、1週間分の非常食を備蓄しておくと安心です。

3. 非常用トイレ:家族全員分の数日分

  • 理由:大規模な災害時には、トイレが使えなくなることが想定されます。下水道の破損や断水により、通常のトイレが使用できなくなる場合に備えて、携帯トイレを準備しておくことが必要です。特に、災害が長引くと衛生状態が悪化し、感染症のリスクが高まるため、家族全員が数日間安心して使える数のトイレを確保しておくことが推奨されます。

4. その他の備品:懐中電灯、ラジオ、救急セットなど

  • 理由:停電や通信の途絶に備えて、懐中電灯やラジオは必需品です。特にラジオは、電源がなくても電池や手回しで情報を受信できるため、最新の災害情報を得るために必要です。また、怪我をした際にすぐに対応できるように、救急セットも準備しておくことが重要です。

冷静な消費行動が必要な理由

災害時には、自分だけでなく、周囲の人々も同じように備えを必要としています。

 

そのため、必要以上に物を買い込むことで、他の人が必要な物資を入手できなくなるリスクがあります。

 

特に今回のような大規模な地震が予想される場合、地域全体で物資の確保が重要となるため、一人一人が冷静に行動することが求められます。

 

静岡県内外に展開する食品スーパー「フードマーケットマム」やホームセンターでは、供給体制を強化するために担当部署が商品集めに奔走している状況です。

 

静岡市清水区のカインズ清水店では、飲料水の購入が1人2点に制限されました。

 

店長の堀川雅臣氏は「発注量を増やし、求めに応えたい」と語り、冷静な消費行動を呼びかけています。

 

また、富士市にあるトイレットペーパー製造企業にも、取引先から「売り上げが急増している」との連絡が入っており、在庫対応が急務となっています。

まとめ

地震などの災害時には、不安から大量に物を買いだめしてしまうことがありますが、今回のように一部の商品が品薄になる現象は、冷静な消費行動によって回避できます。

 

自分や家族を守るために必要な量を正しく理解し、必要以上の買いだめを避けることで、地域全体が安心して災害に備えることができます。

 

今一度、自分の備えを見直し、みんなで安全に備えましょう。

 

ご覧いただきありがとうございました。🌸