こんにちはantakaです。
東京都内で梅毒の感染者が急増しています。
2023年には過去最多の感染者数が報告されましたが、今年もその増加傾向は続いており、9月1日までに2460件の感染が確認されています。
特に男性の20代から50代、女性の20代で感染が目立っており、性別問わず多くの人がリスクにさらされています。
梅毒とは?
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症(STD)の一つです。
主に性行為によって感染が広がり、母子感染も報告されています。
梅毒は感染初期には症状が軽微または無症状の場合も多く、そのため感染に気づかないまま広がることが特徴です。
梅毒の進行段階と無症状の期間
梅毒は進行に応じて複数の段階を経て悪化する病気です。
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第一期梅毒
感染後約3週間で、性器や口、肛門などの感染部位に無痛の潰瘍(硬性下疳)が現れることがあります。痛みがないため、気づかないことが多く、この症状は数週間で自然に消える場合があります。 -
第二期梅毒
第一期の潰瘍が治癒してから数週間から数カ月後、全身に発疹(梅毒疹)が現れることがあります。特に手のひらや足の裏に出ることが特徴です。この発疹も自然に消えるため、感染に気づかないケースが多く見られます。 -
潜伏梅毒(無症状の期間)
第二期が治癒した後、多くの感染者は症状のない潜伏期に入ります。この期間は数年にわたることもあり、自覚症状がないため感染に気づきにくく、他人に感染させるリスクが高まります。 -
第三期梅毒(晩期梅毒)
感染が長期間放置されると、心臓や血管、脳、神経などに深刻な影響を与え、生命に危険を及ぼす第三期梅毒に進行することがあります。この段階では治療が難しくなります。
梅毒の見抜き方と検査費用
梅毒の症状がない場合でも、定期的な検査が感染を見抜くために非常に重要です。
初期の無痛の潰瘍や発疹、倦怠感などがあれば、すぐに医療機関で診察を受けるべきです。
梅毒の検査は血液検査で行われ、東京都内では以下のような検査方法があります。
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保健所での無料検査:東京都では、匿名かつ無料で検査が受けられる環境が整っています。新宿や多摩地域に設置された検査・相談室では、インターネット予約も可能で、土日も検査を実施しています。
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一般的なクリニックでの検査:保険適用で検査を行う場合、費用は3000円から5000円程度かかることがありますが、手軽に検査を受けることができます。
梅毒の予防と対策
梅毒は自覚症状がない場合でも進行し続けるため、定期的な検査と早期治療が重要です。
東京都では無料検査が実施されており、24時間予約可能なほか、忙しい人でも週末に受けることができます。
感染リスクがあると感じた場合は、すぐに検査を受けて、自身と周囲の健康を守ることが求められます。
梅毒に対する誤解
「パートナーが特定できているから大丈夫」「自覚症状がないから問題ない」といった考え方は危険です。
梅毒は無症状のまま感染を広げることが多いため、定期的な検査を怠らないようにしましょう。
早期に発見し治療することで、重篤な症状に進行することを防ぐことができます。
結論
梅毒は過去の病気ではなく、現在も私たちの生活に深く関わっています。
東京都内でも感染者数が急増しており、無症状のまま感染を広げてしまうケースが多いことが報告されています。
定期的な検査を行い、早期に治療を受けることで、感染を防ぎ、健康を守ることができます。
ご覧いただきありがとうございました。🌸