こんにちはantakaです。
最近の報道によると、東京都内で2024年1月から5月の間に、一定の要件を満たし免許なしで乗れる電動キックボードを利用した人が第1当事者となった人身事故が56件発生しました。
そのうち25%にあたる14件が飲酒運転によるものでした。
これは、乗用車やバイクの飲酒運転事故の割合が1%程度であることに比べて、非常に高い数字です。
警視庁は「突出して高い」として取り締まりや広報啓発を強化しています。
昨年7月に施行された改正道路交通法により、最高時速20キロ以下などの要件を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付き自転車」に分類され、自転車とほぼ同様の交通ルールが適用されています。
これにより、16歳以上であれば免許は不要です。
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現行ルールと2024年7月時点の罰則・罰金
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免許不要: 16歳以上であれば、免許なしで運転が可能です。
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保険とナンバープレート: 自賠責保険への加入が義務付けられており、未加入の場合には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。また、ナンバープレートの取り付けも義務です。
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ヘルメット: ヘルメットの着用は努力義務ですが、着用を推奨されています。
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走行場所: 原則として車道の左端を通行しなければならず、歩道の通行は制限されています。ただし、特定の条件を満たせば歩道も通行可能です。
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飲酒運転: 飲酒運転は5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
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二人乗り: 二人乗りは5万円以下の罰金が科されます。
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信号無視: 信号無視は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。
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ながら運転: 運転中のスマホの利用などの「ながら運転」も禁止されており、これを破った場合には1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
罰金の具体的な金額について
電動キックボードの罰金が自動車のように具体的な金額(例:信号無視で9000円)として定められていない理由はいくつかあります。
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反則金制度:
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罰金制度:
- 重大な交通違反(飲酒運転、重大な事故など)や刑事処分が必要な違反に適用されます。裁判所が個別のケースに基づいて罰金額を決定するため、法律上は上限額として設定されています。
- 例:飲酒運転に対しては「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」といった形で規定されています。
電動キックボードに対する違反の多くは重大な違反と見なされることが多いため、反則金制度ではなく罰金制度が適用されることが多いです。
そのため、具体的な罰金額は裁判所の判断によることが多く、法律上は上限額として記載されることになります。
現状と対策のまとめ
警視庁は、電動キックボードの飲酒運転による事故が突出して高いことから、取り締まりと広報啓発の強化に乗り出しています。
安全に利用するためには、利用者一人ひとりがルールを守り、他の道路利用者との共存を図ることが重要です。
一方で、電動キックボードに対する意見は分かれています。
ある人々は電動キックボードの乱用が危険で、法規制が必要だと感じています。
このように感じている人たちは特に飲酒運転や無謀な運転が引き起こす事故の増加を懸念しており、さらなる規制強化を求めています。
他方では、電動キックボードは都心の交通手段として有用だという意見もあります。
渋滞や公共交通機関の混雑を避けるための便利な手段として支持されており、適切なルールの下で安全に利用できるようにすることが求められています。
電動キックボードの利用者が増加する中、適切なルールと罰則が設けられているにもかかわらず、飲酒運転などの重大な違反が目立っています。
これからも安全に利用するために、ルールをしっかりと守り、警視庁の取り締まりや広報活動に協力することが求められます。
電動キックボードの利用を考えている方は、最新の交通ルールを確認し、安全に運転するよう心がけましょう。
ご覧いただきありがとうございました。🌸