こんにちはantakaです。
私自身もフレンチブルドッグと一緒に生活しているため、この記事には非常に興味を持ちました。
ペットは私たちの家族の一員として、大切な存在です。
犬や猫に対する愛情表現の一つに「犬吸い」や「猫吸い」といった行為があります。
しかし、この行為にはリスクが伴うことをご存じでしょうか?
今回は、ペットから人間へ病気がうつるリスクについて詳しく解説します。
ペットから病気をうつされるリスク
現在、国内で飼われている犬猫の飼育頭数は1591万頭で、15歳未満の子どもの数を上回っています。
このような状況で、ペットとの密な接触が増えることで、ペットから病気がうつるリスクも高まっています。
こうした病気は「動物由来感染症(ズーノーシス)」と呼ばれます。
動物由来感染症のリスク
動物由来感染症に詳しい北海道大学の苅和宏明教授によれば、「犬吸い」や「猫吸い」はペットの分泌物を飼い主の鼻の粘膜に取り込む行為であり、病原体が飼い主の粘膜に入る危険性があるため、おすすめできません。
特に注意が必要な5つの病気について見ていきましょう。
1. 皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症は真菌(カビ)が原因で、感染すると患部にかゆみを伴った発疹が出ます。治療は皮膚科で行います。
2. パスツレラ症
パスツレラ症は犬や猫の口の中にいるパスツレラ菌が原因で、かまれたり引っかかれたりすることで感染します。
急速に腫れや痛みが出るため、早期の医療機関受診が重要です。
3. 猫ひっかき病
猫ひっかき病はバルトネラ菌による感染症で、かまれたり引っかかれたりすることで感染します。
自然治癒することが多いですが、発熱やリンパ節の腫れが続くこともあります。
4. 回虫症
回虫症は寄生虫が原因で、犬や猫のフンを吸い込むことで感染します。
5. トキソプラズマ症
トキソプラズマ症も寄生虫が原因で、特に妊娠中に初めて感染すると胎児に影響を与える可能性があります。
アレルギーのリスク
犬吸いや猫吸いは、動物由来感染症だけでなく、アレルギーや喘息の原因にもなり得ます。
これらの行為で飼い主が動物アレルギーを発症すると、ペットとの生活が難しくなる可能性があります。
ペットと健康に暮らすための対策
ペットとの健康的な生活を維持するために、以下の対策が重要です:
特に子どもや高齢者、基礎疾患がある人は重症化リスクが高いため、注意が必要です。
野山にペットを連れて行くときの注意点
夏にペットを野山に連れて行く場合、特に注意すべきは「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」です。
SFTSはマダニが媒介するウイルス性の感染症で、致死率が高いため注意が必要です。
感染対策としては、ペットにマダニ予防の薬を使用することが推奨されます。
まとめ
【警告】「犬吸い」「猫吸い」は大丈夫? 愛情表現にひそむリスクhttps://t.co/rzBcnJ1GB6
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2024年7月10日
場合によっては、動物由来感染症やアレルギー発症のきっかけになるという。専門家は犬吸いや猫吸いについて「病原体が飼い主の粘膜に入る危険性があるので、おすすめできません」と話した。 pic.twitter.com/O5oGvSXWZh
この記事を通じて、愛犬への「犬吸い」がいかに危険な行為であるかを深く理解しました。
しかし、その可愛らしい顔や姿を見ると、つい吸いたくなってしまいますね(笑)。
動物由来感染症は、適切な対策を取ることで発生を防ぐことができます。
ペットとの健康的な生活を楽しむためには、リスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。
ペットとの幸せな時間を守るために、ぜひ参考にしてください。
ご覧いただきありがとうございました。🌸