こんにちはantakaです。
運転免許の更新は多くの運転者にとって避けられない手続きですが、その現場ではしばしばカスタマーハラスメント（カスハラ）が発生しています。
ここでは、免許更新センターでのカスハラの事例とその背景、対策について詳しく見ていきます。
カスハラの事例
1. 高圧的な利用者による職員への要求
福岡県のある免許センターで、高齢男性が職員に対して「立って謝れ」と高圧的に要求した事例がありました。職員は実際に立ち上がって謝罪しましたが、このような過度な要求はカスハラに該当します。
2. 暴言を吐く利用者
更新手続き中に、50代男性が「黙れ！どけ！」と職員に対して怒鳴りつける場面も報告されています。SNS上には「怒鳴る人を見た」「クレーマーのせいで行列ができた」といった投稿も多数存在します。
3. 書類不備によるトラブル
愛知県の警察署では、中年男性が書類不備を理由に女性職員に対して「融通をきかせろ」と怒鳴りつけた事例がありました。また、修正された写真を免許証に使おうとした女性が拒否された際に泣き叫び、SNSにその様子を投稿するケースも見られました。
4. 過剰な謝罪要求
ある免許センターでは、50代の男性が職員に対して長時間にわたり過剰な謝罪を求め続けるケースが報告されています。このような行為は、他の利用者にも迷惑をかけることになります。
5. 不適切な態度
大阪府警では、更新手続き中に高齢男性が職員に対して「税金で食っているくせに」といった不適切な発言をするケースもあります。このような発言は、職員の士気を低下させる原因となります。
なぜカスハラが起こりやすいのか
運転免許更新センターでカスハラが発生しやすい理由として、以下の点が挙げられます：
-
ストレスの多い環境：長時間の待ち時間や手続きの複雑さが利用者にストレスを与える要因となります。
-
高齢者ドライバーの不満：メディアで高齢ドライバーの事故や免許返納が頻繁に報じられる中で、高齢者が職員に対して不満をぶつけるケースが増えています。
-
公共施設の特性：民間施設とは異なり、公共施設では基本的に利用者を選ぶことができず、迷惑行為を行う利用者にも対応しなければならないというプレッシャーがあります。
カスハラ対策
福岡県警察では、警察職員へのカスハラ対策マニュアルを策定し、過剰なクレームや暴言、威嚇行為があった場合の対応方法を明示しています。
このマニュアルに基づき、対応の打ち切りや退去を求めることができます。
東京都でも、カスハラ対策のための条例が制定される見込みです。
この条例により、役所や免許試験場でも、カスハラに対する毅然とした対応が期待されます。
結論
運転免許更新センターでのカスハラは、利用者と職員の双方にとって重大な問題です。
ストレスの多い環境や公共施設の特性から、カスハラが発生しやすい状況にありますが、各地の警察や行政機関は対策を講じ始めています。
私は、このような行為を抑止するためには、カスハラを行う人に対して厳しい罰則を設けるべきだと考えます。
今後も、利用者のマナー向上と職員の適切な対応が求められるでしょう。
このような取り組みが広がり、免許更新の現場が少しでも改善されることを期待します。
ご覧いただきありがとうございました。💮
