こんにちはantakaです。もうすぐお正月がやってきますが、この楽しい時期に潜む危険性をご存じですか?毎年、どれくらいの方がお正月のお餅を詰まらせてしまい、命を落としているのでしょうか。
この記事では、お餅による窒息事故の現実と、もしもの時の対処法について詳しく解説します。
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お餅による事故件数
毎年お餅による窒息死してしまった事故件数はご存じですか?
例えば2018年から2019年にかけての話だとお餅による窒息事故により65歳以上の高齢者の中で合計661人が亡くなりました。この内、43%にあたる282件が1月に起きた事故でした。特に正月三が日の事故の発生件数は127件(19%)、元旦では67件(10%)で、1月に集中していることが明らかになっています。
こんなにもお餅による事故があると知ってましたか?
対処法
もし楽しいお正月の中お餅が喉に詰まったらまず声をかけて反応を確認します。声が出せない場合は、喉に詰まったお餅を除去する必要があります。
咳ができる場合は、強く咳をさせます。咳ができない場合は、窒息と判断し、周囲の人に119番通報やAEDの準備を依頼し、異物除去を行います。救助者が1人の場合、反応がある間は、119番通報前に異物除去を試みます。除去方法には、「背部叩打法」と「腹部突き上げ法」(ハイムリック法)がありますが、これらは乳児や妊婦、高度肥満の方には適していません。
背部叩打法の手順
- 窒息している人の背後に立ちます。
- その人の胸の高さにある自分の一方の腕を、窒息している人の腕と胸の間に通します。
- 窒息している人を少し前に傾けます。
- もう一方の手の平で、背中の間肋部(背骨と肩甲骨の間の部分)を強く5回叩きます。
この方法は、特に小さな子供に対して効果的です。ただし、正しい手順を理解し、適切に実行することが重要です。また、異物が取り除かれない場合は、医療専門家の助けを求めるか、救急車を呼ぶ必要があります。
腹部突き上げ法(ハイムリック法)の手順
- 窒息している人の背後に立ちます。
- 一方の手を拳にし、その拳を窒息している人のお腹の上部(肋骨の終わりとおへその間)に置きます。
- 拳にした手の上にもう一方の手を重ねます。
- 急激に両手を内側と上方向に押し上げます。
- 必要に応じてこの動作を繰り返します。
この方法は、意識がある成人や大きな子供に適しています。乳幼児や妊婦、特定の健康状態の人には異なる方法を用いる必要があります。常に安全と正確性を重視して行ってください。
最後に
お正月の楽しさの影で、お餅による窒息事故は残念ながら毎年発生しています。この記事では、そんな事故のリスクを最小限に抑えるための対処法を詳しくご紹介しました。
正しい応急処置の知識と、お餅を安全に楽しむための注意点を心に留めて、新年を安全に過ごしましょう。
予期せぬ事態に備え、常に周囲の人々と協力して、幸せで健康的なお正月を迎えるために、この情報を役立ててください。
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