こんにちは、antakaです。
最近、北海道ではクマの出没が相次いでおり、特に空知の奈井江町では深刻な問題となっています。
昨年だけで町内でのクマの目撃情報は20件に上り、住民の不安は高まるばかりです。
しかし、クマの駆除を担う地元の猟友会は、町からの要請にも関わらず、駆除活動に参加しない方針を明らかにしました。
背景には、報酬の問題がありました。
猟友会の山岸辰人部会長のコメント
奈井江部会の山岸辰人部会長は、クマの駆除に関して次のように述べています: 「ヒグマは相手が違う。鉄砲を持っているからといって、米軍の特殊部隊を相手にするようなものだ。この条件ではちょっとやってられない。」
昨年、奈井江町ではクマが20件目撃され、その際には猟友会が無償で出動しました。
しかし、奈井江町からの報酬提案が8500円(発砲した場合は1800円追加)という低額だったため、猟友会は参加を辞退することに決めました。
他の自治体の報酬額
他の自治体では、クマの駆除に対する報酬は以下の通りです:
- 上川の幌加内町:1日15,000円
- 札幌市:出動で1回25,300円、捕獲・運搬で36,300円
さらに、クマ以外の野生の動物駆除に対する報酬は以下の通りです:
- シカ:出動1回につき8,000円、捕獲で追加5,000円
- イノシシ:出動1回につき10,000円、捕獲で追加7,000円
- アライグマ:出動1回につき5,000円、捕獲で追加3,000円
奈井江町の対応
奈井江町は、猟友会との交渉を続ける意向を示しており、「改めて話し合いをしたい」とコメントしています。
最後に
全体的に、野生の動物と闘ってもらうための報酬があまりにも安くて驚きました。
私は絶対にやりたくないと思いました。
クマの出没という緊急事態に対する猟友会の対応と、それに対する町の予算の制約が交差する複雑な問題です。
安全を守るための活動には、適切な報酬とサポートが必要であり、今後の話し合いで双方にとって納得のいく解決策が見つかることを期待します。
ご覧いただきありがとうございました。💮