大阪府知事の提案:0歳児に選挙権を与える意義と懸念

こんにちはantakaです。先ほど吉村知事は、民間団体「人口戦略会議」の発表を受けて、大阪府内の自治体が将来消滅する可能性についての課題を指摘しました。

 

彼は、この問題が対象となった自治体だけのものではなく、全国的な課題であることを強調しました。

 

その上で、政治家が次世代に向けた政策を実現するためには、0歳児から選挙権を与えるべきだとの考えを示しました。

 

この提案は、成人まで親が代理で権利を行使するという形を取ることを想定しています。

 

吉村知事は、この提案を日本維新の会の共同代表として、党の公約に盛り込むことを提案したいと述べています。

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ではこの提案について、ポジティブな事とネガティブな事を考えてみます。

ポジティブな側面として、この提案が可決された場合、次のような効果が期待されます。

  1. 若い世代の政治参加が促進される: 0歳児から選挙権を持つことで、政治への関心が早期に芽生え、将来的に若い世代の政治参加が増加する可能性があります。

  2. 次世代の意見が反映される: 0歳児からの投票があることで、政治家は次世代の声や関心事をより重視し、政策の立案に役立てることができます。

  3. 政治への信頼感が高まる: 若い世代が早期に政治に関わることで、政治への信頼感が高まり、社会全体の政治参加意欲が向上する可能性があります。

一方で、ネガティブな側面も考えられます。

  1. 選挙の操作や悪用の可能性: 0歳児には選挙権を行使する能力がないため、親や保護者がその権利を代理で行使することになります。この場合、親の意向や政治的利害関係に左右される可能性があり、選挙の操作や悪用の懸念が生じます。

  2. 責任のない投票: 0歳児には社会的責任を理解する能力がないため、その投票が遊びや軽率な判断に基づく場合があります。これにより、政治的な決定が不適切な影響を受ける可能性があります。

  3. 政治の混乱: 0歳児からの投票があることで、政治プロセスが混乱し、社会全体の政治的安定性が損なわれる可能性があります。

 

私の考えを述べさせてもらうと、吉村知事の提案は、次世代の政治参加を促進する意義があります。

 

若い世代の意見や関心事を反映させることは、将来の社会を築く上で重要です。その点で、吉村知事の考え方は前向きであると感じます。

 

しかし、0歳児に選挙権を与えるという提案には、私は少し疑問を感じます。

 

選挙権を持つことは、重要な社会的責任を持つことを意味します。しかし、0歳児にはその責任を理解し、適切に行使する能力がありません。

 

そのため、選挙権を与えることは、時には責任のない投票や親の意向に左右される可能性があると考えられます。

 

また、選挙権を持つべき年齢になるまでの時間は、成長と共に知識や経験を積む期間です。

 

これらが十分でないまま選挙権を与えることは、社会の安定や正常な選挙運動の実現を妨げる可能性があります。

 

このような懸念から、私は0歳児に選挙権を与える提案には慎重な議論が必要だと考えます。

 

政治参加を促進する一方で、選挙権の与え方やその実現可能性について、より綿密な検討が求められると思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。💮