こんにちはantakaです。今日は私が「なるほどね～」と思った心に残った有名なスピーチを紹介させてください。
それは2020年2月26日にトヨタ春交渉でトヨタの会長が行った「リーダーとボスの違い」についてのスピーチです。
内容は主に組織運営とリーダーシップに関するものでした。
彼は、技術部門の風土改革について言及し、従来の組織構造や決定プロセスが変革を必要としている点を強調しました。特に、意思決定が多層的であり、失敗が許されない文化が存在すると指摘しました。
これにより、従業員はチャレンジを恐れ、革新が阻害されていることが問題とされました。
また、会長は、リーダーとボスの根本的な違いについて言及し、イギリスの高級百貨店チェーンの創業者の言葉を引用しました。リーダーは「我々」と言い、失敗を静かに処理し、方法を教え、仕事を楽しいものに変えることを目指す一方で、ボスは「私」と言い、失敗の責任を他人に押し付け、やり方を秘密にする傾向があると述べました。
| カテゴリ | ボス | リーダー |
|---|---|---|
| 言葉の使い方 | 「私」と言う | 「我々」と言う |
| 失敗に対する対応 | 失敗の責任を他人に押し付ける | 静かに失敗を処理する |
| 知識の共有 | やり方を秘密にする | やり方を教える |
| 仕事へのアプローチ | 仕事を苦役に変える | 仕事を楽しいものに変える |
| 指示の仕方 | 「やれ」と言う | 「やろう」と言う |
彼は、リーダーとしての役割を果たすことの重要性を強調し、従業員がチャレンジし、成長するための環境を提供することが、リーダーの責任であると説いています。
これには、組織内での基本的なコミュニケーションの重要性や、経営陣によるより高い視点からの意思決定の必要性も含まれていました。
これらの点を通じて、会長は、リーダーシップが単に指示を出すことではなく、チームを導き、育成し、革新を促進することであるという考えを表明しました。
ただこの話だけ聞いているとリーダーは会社に必要な人、ボスはあまり必要ではない人のように思えます。けどその人の性格にあった職業、役割につけばどんな人でも必要な人になると私は思います。
リーダー気質の人向けの職業：
リーダー気質の人は、協調性があり、チームを鼓舞し、目標達成に向けて他者を導く能力があります。彼らは通常、共感力が高く、革新的な思考を持っています。そのため、以下のような職業が向いています：
- 経営者・起業家：ビジョンを持ち、それをチームに共有し、事業を前進させる。
- プロジェクトマネージャー：様々なステークホルダーを統合し、プロジェクトを成功に導く。
- 教育関係者（教師、学校管理者）：生徒や教職員を導き、教育の質を向上させる。
- ヘルスケア（看護師、医師）：患者のケアを管理し、チームワークを推進する。
- 非営利組織のリーダー：社会的な使命を推進し、ボランティアやスタッフを組織する。
ボス気質の人向けの職業：
ボス気質の人は、自己主導的で、強い意志を持ち、決断力がある傾向があります。彼らはしばしば、自己中心的なアプローチを取りますが、効率的な意思決定者であることが多いです。そのため、以下のような職業が向いています：
- 上級管理職：企業や組織内で戦略的な意思決定を行う。
- 財務管理者：厳格な予算管理と効率的な財務計画を実行する。
- 軍隊や警察の指揮官：強い指導力と厳格な規律が要求される。
- 工場や建設現場のマネージャー：厳密なスケジュールと品質管理を求められる環境。
- 競争的な営業職：個人の成果が強く求められる分野。
それぞれの気質が持つ特性は、異なる職業環境で有効に機能します。重要なのは、その気質がその人の強みとなり、職業の要求に合致することです。
そうです重要なのは自分のことを理解し自分に合った職業、役割につくかだと思います。このことを頭に入れながら明日も仕事の励みまたいと思います。
購読いただきありがとうございました💮
